セキュリティソフトの選び方

セキュリティソフトは国内だけでも10種類以上販売されており、数ある中から選ばなくてはなりません。
機能や価格もバラバラですので選定に迷うかもしれませんが、なんとなくや、何でもいいから!と思って入れてしまったりすると後々後悔することもありますので、自分にあったものをしっかり選ぶことが大切です。
ここでは、セキュリティソフトの「選び方」についてご紹介します。
はじめに
まずは、セキュリティソフトをインストールしようとしているパソコンのOSとスペックを把握しましょう。
セキュリティソフトにより異なりますが、「動作環境」という正常にセキュリティソフトが動くための仕様条件があります。
動作環境に必要な情報は、
- OSの種類・・・例:Widows7など
- CPUの速度・・・例:2.5GHz 2.5GHzで合計5GHzなど
- bit数・・・例:32bitなど
- メモリの搭載量・・・例:2GBなど
- ハードディスクの空き容量・・・例:30GB以上など
になります。
これらを控えておけば、購入するときに照らし合わせて確認することができます。
例えば、ノートブックやウルトラPCの様な、通常のパソコンよりも能力やメモリを抑え小型化に特化したパソコンもあります。こういったパソコンの場合は、動作環境を満たさず正常に動作しない場合もありますので、必ず自分のパソコンスペックを調べておきましょう。
また、32bitと64bitでは後者で使えない機能も出る可能性があることもありますので、購入前に調べたり、無料体験版でテストをして動作確認をしてみましょう。
それでは選び方について紹介します。
選ぶ基準を考え優先度を付ける!
選ぶ基準は人様々で何を重視するかによって優先度が決まりますが、その項目をどう考えて最終的に優先順位をつけてみましょう。
選ぶ基準は
1.ウィルス検出力
セキュリティソフトを選ぶわけですから、まずはウイルス検出力の高さを比較してみましょう。
この比較は販売数やシェアなどと言ったものではなく、国際的な第三者機関(AV-Comparatives など)で比較してみましょう。
セキュイティソフトの各社は、毎年上記などの第三者機関でセキュリティソフトのテストを受けます。このテストはセキュリティソフトの世界大会ものみたいなものなのですが、例えば、検体ウィルスをいくつ検知できて、いくつ誤検知したかなどをテストし評価しています。
もちろん受賞している数が多ければいいのですが、どの位の評価を得たかも重要な検討材料となりますので、各販売サイトを見て確認してみましょう。
2.軽さ
セキュリティソフトをインストールすると、パソコンの動作が遅くなったりと、重たく感じることがあります。
ただ、最近はパソコン性能の向上などもあり、あまり重さを感じることも少なくなりましたが、古いパソコンや持ち運ぶノートパソコンなどは、メモリや CPUが小さいので注意が必要です。先程も説明した動作環境の仕様条件ギリギリで使用するとこの様な症状が起きやすくなります。パソコンの能力にあった選 び方も重要となります。
3.価格
セキュリティソフトの会社によって様々ですが、ほとんどが使用開始から1年~3年位の期間でサービスを受けられるタイプになっています。
(OSのサポート終了まで更新料が無料のタイプがあります)
期間が設けられているタイプに関しては、更新年が長いほどお得なのですが、仮に使いにくかったり、合わない場合も考えられますので検討が必要となります。
また、種類により複数台インストール可能のものも出ていますので、何台のパソコン(その他デバイス)にセキュリティソフトが必要なのかを十分に検討して選びましょう。
単純なソフト単体での価格ではなく、総合的なコストで判断することが大切です。
4.操作性・使いやすさ
購入したのは、いいけど使いにくかったり思っているものと違うと感じてからでは、また買いなおすか、次の更新まで我慢して使わなくてはいけなくなります。
それらを回避するためにどんなものなのかを体感してから購入するのが望ましいです。
使ってみようかと思っているセキュリティソフトが見つかったら、まずは「無料体験版」というサービスを利用して実際に使って試すことをおススメします。
5.機能
機能も各セキュリティソフトに特色があります。
インターネット関連のセキュリティ機能が豊富についていたり、個人情報関連の保護機能が多かったり、または、パソコンのシステム的な機能もついていたりと様々です。購入前にこの機能を確認しておきましょう。
上の5つの項目をどれを優先順位にするのかを検討して、選んでみましょう。
以上がセキュリティソフトを選ぶ上でのポイントになります。